社長メッセージ



未来を拓くのは人の「学び」と「成長」
日本公文教育研究会
代表取締役社長
児玉 皓二

“人こそが主役”の時代への変化

グローバルに見たとき、人類史上いまほど教育への関心が高まっている時代はないでしょう。成長している国や地域を筆頭に、「子どもの教育をより良いものに」と親も、国家も、世界中で知恵と努力を教育に集中しています。

その背景にあるのは時代の変化です。これまでの工業化社会では、組織が主・人が従であることが生産力向上につながりました。しかしいま訪れつつある知識社会では、一番の価値の源はコンセプト、アイデア、デザイン、新技術といったもの、つまり人が生み出すものへと変化しています。個人や家庭にとっても、国や地域にとっても、これからの時代に大切なのは、価値を生み出す知恵を人の中にどう育むか。だからこそ世界の親も国も教育に力を入れているのです。

世界で学ばれている「公文式」

2011年9月末、世界47の国と地域で439万人が公文式を学ぶまでになりました。この広がりの背景にあるのは、時代の変化です。これからの時代に必要な知恵を身につける手段として、数学・母国語・外国語学習を通じて論理的思考力・分析力と読解力を高める公文式が世界で選ばれているのです。

同時に、この広がりの背景にあるもので、私たちが大切に考えるのは親御さんの愛情です。公文式は、数学教師であった一人の父親が、我が子のより良い成長を願って教材をつくり続けたところから生まれたものです。公文式学習法の根底にある普遍的なもの、それは親心、親から子への愛情です。

我が子にこれからの時代をたくましく生きる力をつけてあげたい。自分で学び自分で物事に挑戦する人間に育ってほしい。夢を持ってイキイキと日々を送ってほしい。そんな風に子どもを思う親心は世界中どこでも同じです。そして、親御さんの愛情を受け、学ぶ中で「できた!」と日々成長を遂げる子どもたちの笑顔もまた、同じ素晴らしい輝きに満ちています。

確かな力と笑顔を一人でも多くの子どもに。そして親御さんの愛情にどこまでもお応えしたい。そんな思いで、私たちKUMONは世界中で学習の場を提供し続けたいと願っています。

「学ぶ喜び」「成長の喜び」を全ての方へ

お蔭様で、日本におきましては「公文式」の名はほとんどの方にお知りいただけるまでになってまいりました。これも創業からの半世紀、公文式で学んでくれた子どもたち、通わせてくださった親御さんをはじめ、誠に多くの方々のご支援があればこそだと存じます。

公文式では、各教科の学習と併行して、語彙を増やし、記憶力、想像力を高める読書を薦める活動を、公文式設立当時からとても大事な活動として推し進めてきました。国語教材の中で、良書・名著を学習の題材として、ふんだんに使用することで本に親しめる工夫をしています。また「くもんのすいせん図書一覧」では、子どもたちの読む力や語彙のレベルに合わせた本を紹介し、各教室に設置されている「くもん文庫」で子どもたちが読書に親しめる環境を整える等の読書運動を展開しています。

さらには、KUMON SPEED READING SYSTEM(英語速読)、書写、学習療法や脳の健康教室(高齢者の方々への読み書き計算による脳機能維持・認知症改善)など、子どもだけではない世代を越えた学びの場も日本全国に広まってまいりました。また、半世紀の実践の中で数多くの子ども・親御さんから教えていただき、実地で培ってきた子育ての知恵を、ご恩返しとして地域の親御さんたちへお伝えしていく「子育て応援活動」にも取り組み始めております。

こうした中で高齢者が学ばれる姿に子どもたちが刺激を受けたり、子どもの成長に教えられ親御さんも学びをスタートされるようなことが起きています。学びは人の成長を生み、未来を創り出す原動力になります。

人々と地域の素晴らしい未来を願って

時代の変化の中、一人ひとりに未来へ向けて具体的一歩を踏み出すことが求められている日本。社会や未来への不安の中、子育て・教育への要請がひときわ高まる日本。今この日本で、私どもKUMONに何ができるのか、何を為すべきなのかを深く真摯に考え、「草の根」の実践に一層邁進したいと考えています。

地域にあってこれまで以上に子どもたちの成長を支え、親御さんの愛情に応える存在へと進化し続けたい。半世紀の実践の知恵でもって地域の子育てを応援したい。広く地域の方々に学びと成長の喜びを提供できる「地域の教育ステーション」となりたい。一人ひとりの子どもに応じてその力を最大限に伸ばす方法が、人々の可能性を追求する実践の半世紀の積み重ねが、KUMONにはあります。この実践の先に全ての学習者の方々の素晴らしい未来が実現するよう、私どもはこれからもさらに力を尽くしてまいります。

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