公文式はいつもその子のその時の学力にあったところを学習するから、最初から100点が多いですね。そして、たとえ間違いがあっても自分の力で訂正できるわけです。こうして1枚のプリントを必ず100点に仕上げてから次へ進むので、着実に力がついていくのです。
訂正は正しい方法で行うことによって、一層学習効果が高まります。今回はこの訂正について少しお話しましょう。
自分の答えや途中式のどこが間違いかを確認せずに、レ印を見るとすぐ消してやり直すことはありませんか。でもこれでは自分で訂正する効果は半減。やさしい教材のときは、全部消してやり直したほうが速くできると感じることもありますが、そうすると先の教材ですじみちを立てて考えるときに困ることになります。
少々極端な例ですが、右のような問題の解答を訂正するときに、いきなり全部消していてはどうにもなりませんね。手間もかかりますし、違うところで計算間違いをすることも大いにあり得るわけです。こんなことにならないためにも、やはり、やさしい問題を解いているときにきちんとした訂正の習慣をつけたいですね。
訂正をする時は、やはりまずどこが間違っているかを確認することが大切です。この作業は最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくるとまるで謎を解いているような感じで訂正力を高められます。
例えば右のようなわり算の筆算の問題を訂正する過程を見てみましょう。まず7と45をかけて315でOK。次に334-315のひき算。一の位が引けないから、十の位から1くり下がって14-5=9。十の位は1減っているので2-1=1。「あっ!」、くり下がりが抜けた誤り発見。数字2のみを消し、1と訂正…というように間違ったところを確認して必要な部分だけ修正していく。こんなところはちょっと謎解きに似ていませんか。
このように解答の流れ、計算の経過を紙の上と頭の中でたどりながら訂正する作業と経験を積むことが思考訓練にとても大切なのです。自分の成長のためにも、じっくり計算のあとを確認していきましょう。
間違ったところを確認する作業は自力学習のひとつのステップでもあります。自分で解答するだけでなく、その結果を振り返り、必要なところは修正していく。常に自分の力で学習していくこうした能動的な姿勢こそが、思考力を鍛えることになるのです。








