教材の10枚構成は各教材によって異なっています。具体的なイメージをもっていただくためにABCの各II教材を例に進めていきましょう。

の部分は教材で採用している「くもんのすいせん図書」の作品の文章を読んで学習する個所です。
II教材は一連の文章を読んで学習する部分が多くなり、「読み」の比重がより高くなっています。1番台は「すいせん図書」の作品の冒頭部分から文章を引用しており、作品の冒頭には主人公や作品世界の説明を含んでいる場合が多いので、ていねいに読むことが大切です。
なお、CIIまでの教材の1番台では、文章を声を出してリズムよく読むことが読書や読解への一歩であるという観点から、全文の音読を課題としています。
2~5番台のa面は「すいせん図書」の文章を読んでの学習、b面はa面の文章をふまえた短い文章による学習です。a面のポイントは「文章の読み」。ストーリーを把握しながら読むことで読書力・読解力をつけていきましょう。
b面はより細かい情報の読み取りに焦点をあてた学習をします。なお、新出漢字と熟語の問題は本文または熟語の意味の欄に必ず答えまたはヒントがあります。注意深く文章を読むことから、漢字や言葉を学んでいきましょう。
6・7番台のa面は文章内容に即した語彙(ごい)学習ですが、単なる知識の獲得ではなく、本文の内容・表現の理解を語彙の学習を通して問う設問になっています。つまり生きた文章を「読み」、語彙の力を身につけていくことがポイントになります。b面は新出漢字の集中学習です。見出し下の新出漢字の説明と例文をしっかり読むことで「使える」語彙力を習得していきましょう。
10枚の後半にあたる8番台~0番台は、2番~5番台で学習した考え方の応用と発展になっています。つまり、2番~ 5番台において学習した課題とそれを読み取るための方法を、より明確に意識しながら、かつ本文のストーリー性に踏み込んだ学習をすることが、この後半部分では求められるようになってくるのです。
また、教材に文章を引用している場合は「このお話は続きます。続きを読んでみましょう」という学習者への語りかけを通して、教材をきっかけに読書の楽しみへとつなげていくことを期待しています。公文式国語は豊かな読書力を持った子を育てることを意図していることを、このようなところからもご理解いただけるものと思います。
10枚を1つのセットとしての積み重ねから高い読解力と豊かな読書力へ。教材指導と読書指導を一体化させながら31レベル6,200枚の教材は細かく成り立っています。







